Artist Statement

 例えば、「花が咲く」「葉が落ちる」「風が吹く」「雨が降る」「日が昇る」などの自然界における様々な事象、現象、または日々の生活などの中に垣間見える「当たり前」とも感じる素朴さに「美」を感じ、それらに目を向けた時に想起される感情を「音」ないしは「歌詞」として表現する事が、自身の活動において最も重要な関心である。また、写真や絵画などの芸術表現から想起される感情も自身の音楽と融合が測れるか関心を持って取り組んでいる。

 自身の作品の根底に確固たるコンセプトを確立し、それらを体系的にgroupingする事で、リスナーに対して一貫性のある音楽を届けられうように心がけている。 

 音楽の3大要素であるメロディ、リズム、ハーモニー、これらを注意深く取り扱い、必要最低限、不必要な部分を割いていく事で音楽表現をより洗練させる事を大切にしている。

 

 日本人としての「侘び、寂び」の美的感覚を追求していく中で、Paul Motian、Bill Frisell 、Jakob Broなどの音楽に影響を受け、音の空間に生まれる「間」や、音色に「美」を感じる。 

 エレキギター本来の音にエフェクトをかける事で想起される「感情の変化」にも興味を持ち、幅広い視野で自らの「美」とする音色の追求を行っている。

 

 同時に、クラシックギターの本流であるスペイン音楽も追求していく事で、Antonio De Torres 以降のクラシックギター本来の音、Fernando SorやFransisco Tarregaなどの古典からロマン派、現代に至るまでのスペイン音楽の伝統を学び、それらを自らの表現と融合させる事で、より伝統的かつ革新的な「高次の音楽」を追求している。