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執筆者の写真Takoh

ジャズギター習得へのロードマップ①

更新日:2023年2月1日


 

ジャズギターを始めたい。でも何から始めたらいいかわからない。

この記事ではこういった悩みへの一つの方法を提示していきます。

 

ジャズギター初心者でこれから勉強したい。

ジャズギターのアドリブをやりたい

ジャズのコードワークや考え方をしりたい

既に始めているが伸び悩んでしまっている中級者

ジャズギタリストになりたい



 ジャズギターを始めたい人達の理由はそれぞれ十人十色で、様々な思いや気持ちがあってジャズギターを学びたいと考えているかと思います。



 「ジャズのお洒落なコードを奏でたい」とか既に他のジャンルをやっていて「自分のプレイにジャズのエッセンスをいれたい。」や「アドリブでギターを弾きたい」、または「プロになりたい。」など。それぞれのモチベーションは様々です。


 一口にジャズギターといっても、当然このようにジャズをやりたいと思う理由が違うので、スタートの切り口も変わってきて然るべきだと思います。



 この記事では、「ジャズギターを学問として、論理的、戦略的に身につけていく」ロードマップを考えていきます。闇雲にスタートするよりも、まず自分がどのような筋道でジャズギターを習得していくのが望ましいか、また既に取り組んでいる方が改めて筋道を整理してジャズギター習得のヒントになってくれたら幸いです。


 ジャズギターのみならず、ジャズというジャンルの習得はしばしば外国語習得に例えられることがあります。日本では義務教育で取り入れられている英語が馴染深いでしょう。


 学校の義務教育での英語は中学生で250時間以上、高校生で350時間以上と言われてるようです。総数600時間以上。大学でさらに学ぶ人もいるかと思います。(現在では小学生でも取り入れられているようです。)



 600時間を投じて、英語でコミュニケーションがとれるようになった人がどれくらいいるでしょうか?「英語ができる。話せる、聞ける」「英会話ができる」と自信を持っていえる人はどれ位いるでしょうか?僕が学生の頃は、学校での英語は「読み書き」の方に重きを置かれているたので、スピーキングやリスニングの練習はほとんどありませんでした。




 僕はできれば読み書きよりも英会話ができるような英語学習に600時間を使いたかったと思っています。ここでは学校教育の方針の是非については言及しませんが、ジャズギターの学習という観点でも、しっかりとしたロードマップを描けずに闇雲にやっているだけでは  このように「結果が思っていたものにならない」ことが起こります。

 もしこれを読んでいる方が学生または社会人で、1日に1時間程度の練習時間しか取れないのだとしたら600時間という時間はおよそ2年弱の時間です。



 これからジャズギターの勉強を始める人はもちろん、すでに始めている人も、一度学習方法を見直して、どのようにジャズギターを習得するべきか?自分に何が足りていないか?何からやっていけばいいのか?考えてみるのも決して無駄ではないと思います。



ジャズギター習得の前に考えるべき3つのこと


1、目標設定(自分がどうなりたいのか?)

○○(ギタリスト)のようなプレイがしたい。

セッションに参加したい。

リーダーライブをやりたい。

プロギタリストになりたい。

ジャズスタンダードのアドリブをしたい。

アドリブ理論やコードワーク理論を自分のスタイルに活かしたい。etc...



2、自分の現状をしる

設定した目標に対して、自分が何が足りないのか?を知る。



3、Out putを行う(経験をつむ)


 実際の演奏(本番、ライブ、セッション、レコーディング…etc)で演奏してみる。

家で、一人で弾くときは出来ていても、人前に出ると途端に出来ないというのは大体みんな同じです。

 練習、経験、反省、見直し、また練習… というサイクルをバランスよく行っていくことが大切です。


 Out putは英語習得で言うところの、海外旅行、英会話カフェ、スカイプ、または英検やTOEICのような試験に当たるような部分でしょうか?



 上記の3つのうち、1の目標設定に関しては個々人それぞれあると思います。

特にこれといってなかったとしても、漠然とした目標でも構わないのでざっくりと持っていると筋道が立てやすくなるでしょう。(途中で変わっても良いと思います)

 ギターのように種類が細分化されている楽器においては「誰々のようになりたい!」みたいなイメージを持つことで、スタイルや練習法のアプローチが変わってくるところもあるかと思います。

 また、できれば「いついつまでに3のアウトプットを行う!」とある目標地点を明確にするのも良いと思います。



 2の「自分の現状をしる」というのが難しいところです。そもそも音楽の実力やギターのテクニックは英語のTOEICや英検などで数値化できるようなものではないので、客観的な指標が持てません。英語はテストを受けると、文法、単語、作文、リスニングなど細かい科目ごとに得意や苦手などが数字で提示されるので、自分が取り組むべき課題が見えやすいのです。



 冒頭で書いた通り、ジャズの習得が外国語習得と似たようなものであるならば、同じようにジャズギター習得に必要な科目を考えてみましょう。


 次の記事ジャズギター習得へのロードマップ② でこまかくみていきましょう。






 

本気のジャズギターを段階的に習得。

教室内ジャムセッションやフェスの出演などで実践経験もつんでいけます。

 



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